大運とは?
大運とは、八字命理において最も重要な時間推演の道具で、人生の10年ごとの運勢の基調を表します。大運は人生の大きな背景のようなものです——大運が良ければ全体的なチャンスが多く、大運が悪ければ流年が良くても十分に力を発揮できません。
大運の推算方法
起運
起運とは、命主の人生において最初の大運が動き始める時点のことです。起運以前、命主は小運期(行年とも呼ばれます)にあり、小運(行年)の干支を運勢の参考とします。起運して初めて、大運周期の影響圏に正式に入ります。
起運の時期は年齢で表されます(月・日まで精密)。システムに表示される「起運:出生後X年X月」がこのデータです。
起運年齢の計算
出生日から最も近い節気までの日数で起運年齢を推算します。
- 男命は陽年生まれ(陽年順数)・女命は陰年生まれ(陰年順数):出生日から次の節気までの日数 ÷ 3 = 起運年齢
- 男命は陰年生まれ(陰年逆数)・女命は陽年生まれ(陽年逆数):出生日から前の節気までの日数 ÷ 3 = 起運年齢
ルールの要約:陽男陰女は順数、陰男陽女は逆数。
大運干支
月柱の干支から、順行・逆行の方向に従って、その後の各柱(10年)の大運干支を順に推算します。
- 順推:月柱の次の干支が最初の大運
- 逆推:月柱の前の干支が最初の大運
大運の構造
各柱の大運は10年で、次のように分けられます。
- 前半5年:大運の天干が主導する(前期)
- 後半5年:大運の地支が主導する(後期)
実際の分析では、天干と地支が同時に影響し合い、重点が異なるだけです。
大運と命式の相互作用
大運の干支が命式に入ると、次のようなことが起こります。
- 命式の十神を生剋する:喜用神と忌神の力関係を変える
- 命式の干支と刑衝合する:一部の宮位を活性化したり、壊したりする
- 格局の強弱を変える:大運が印綬・比劫で旺う格になれば身弱の命主は強い方へ転じ、大運が財・官を重んじる格になれば身強の命主にも実力を発揮する場が生まれる
大運吉凶の判断
- 喜用神の大運:その10年は人生の順境となり、仕事も感情も発展しやすい
- 忌神の大運:その10年は人生の逆境となり、保守的で堅実な対応が必要
- 中性の大運:平穏に維持される
大運の重要性
「良い命も良い運には及ばない」——大運は命理分析の核心であり、人生の各段階における運勢の高低を判断する主要な道具です。