稼穡格

戊己土の日干で、命式の土気が極めて旺んで(辰戌丑未の四庫が揃うか三会)、剋する木がなく、土に専旺する格局です。

稼穡格とは?

稼穡格は五つの専旺格の一つで、外格に属します。「稼穡」は『書経』の「土爰稼穡」に由来し——稼は植え付け、穡は収穫を意味し、土地が万物を載せる重厚な特質を表します。

成立条件:

  • 日干が戊土または己土である
  • 命式の地支に辰戌丑未の四庫が多く見られるか、土気が極めて旺んでいる(辰月・戌月・丑月・未月に生まれ、天干に土が多い)
  • 天干に土を剋する甲乙木がなく(木があっても極めて弱い)
  • 地支に寅卯の木がなく、木があっても合化されている

稼穡格の喜忌

五行理由
喜土本気の旺気を助ける
喜火火が土を生み、順勢に旺勢を助ける
喜金土が金を生み、順勢に旺気を泄す(秀気流通)
忌木土を剋し、逆勢で破格となる
忌水土が水を剋すが、水が多ければかえって土気を消耗する(場合による)

稼穡格の命主の特質

稼穡格の命主は通常:

  • 重厚で落ち着きがあり、包容力があり、土は信を司ります
  • 物事に地道に取り組み、冒険を好まず、安定を重んじます
  • 農業・不動産・金融(土生金)の分野に才能があります
  • 人縁が広く友人が多いのですが、行動はやや遅めです

大運・流年

稼穡格は土・火・金の運を歩むと順運で、事業が順調に進みます。木の運を歩むと逆運で破格となり、病気や事業の停滞を意味します。

注意事項

稼穡格は五つの専旺格の中で比較的成立が難しいものです。土気が極旺である必要があり、四庫が必ずしも安定した土局を構成できるとは限らないためです。実践では天干の五行と併せて総合的に判断する必要があります。

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