従強とは?
従強とは、強弱体系における特殊な状態で、命式の日干と同類五行の力が極度に旺盛で、官殺・食傷・財星といった剋泄耗の力がほとんどなく、日干は剋されることを要せず、むしろこの極旺の勢いに順い、旺を以て用とするものを指します。
従強は専旺格と密接に関わり、専旺格が成立する前提の一つです。日干の五行が極旺で、その勢いに順って用いる(曲直格・炎上格など)のです。
従強の成立条件
- 日干の五行が極旺:比劫と印綬が大量に存在し、天干地支に同類が多く見える
- 剋泄耗がほとんどない:官殺・食傷・財星が極めて微弱か、見えない
- 月令で得令:月支が日干の同類五行の旺地であり、旺勢を強める
従強の用神の方向
従強(専旺格)の用神は次のとおりです。
- 喜:日干の同類五行(比劫が旺を助ける)、日干を生む五行(印綬が旺を助ける)
- 忌:日干の五行を剋するもの(官殺が旺を破す)、日干の五行を泄するものの過度なもの(食傷が気を泄す)
従強と身強の違い
| 身強 | 従強 | |
|---|---|---|
| 程度 | 日干が比較的旺んでいる | 日干が極旺で剋するものがない |
| 格局 | 正格、剋泄を用とする | 外格、旺勢に順って用とする |
| 用神の方向 | 官殺・食傷・財 | 同類五行または我を生む五行 |
注意事項
従強(専旺格)の判断は極めて厳格でなければなりません。命式に力ある剋星(官殺)が一つでもあれば、通常の身強の正格に退き、用神の方向はまったく逆になります。判断の際は、各五行の実際の力を慎重に衡量する必要があります。