従強

命式の日干の五行が極めて旺んで比劫・印綬がほぼ占め、剋するものがなく、日干が極旺をもって格とし、その旺勢に順って用いる、専旺格に属する状態です。

従強とは?

従強とは、強弱体系における特殊な状態で、命式の日干と同類五行の力が極度に旺盛で、官殺・食傷・財星といった剋泄耗の力がほとんどなく、日干は剋されることを要せず、むしろこの極旺の勢いに順い、旺を以て用とするものを指します。

従強は専旺格と密接に関わり、専旺格が成立する前提の一つです。日干の五行が極旺で、その勢いに順って用いる(曲直格・炎上格など)のです。

従強の成立条件

  1. 日干の五行が極旺:比劫と印綬が大量に存在し、天干地支に同類が多く見える
  2. 剋泄耗がほとんどない:官殺・食傷・財星が極めて微弱か、見えない
  3. 月令で得令:月支が日干の同類五行の旺地であり、旺勢を強める

従強の用神の方向

従強(専旺格)の用神は次のとおりです。

  • 喜:日干の同類五行(比劫が旺を助ける)、日干を生む五行(印綬が旺を助ける)
  • 忌:日干の五行を剋するもの(官殺が旺を破す)、日干の五行を泄するものの過度なもの(食傷が気を泄す)

従強と身強の違い

身強従強
程度日干が比較的旺んでいる日干が極旺で剋するものがない
格局正格、剋泄を用とする外格、旺勢に順って用とする
用神の方向官殺・食傷・財同類五行または我を生む五行

注意事項

従強(専旺格)の判断は極めて厳格でなければなりません。命式に力ある剋星(官殺)が一つでもあれば、通常の身強の正格に退き、用神の方向はまったく逆になります。判断の際は、各五行の実際の力を慎重に衡量する必要があります。

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