日干とは?
日干は「日元」とも呼ばれ、八字の命式における日柱(第三柱)の天干です。八字命理の体系において、日干は命主その人を表す、命式分析の中核となる基準点であり、十神の推算、強弱の判断、格局の分析は、すべて日干を中心に展開されます。
日干の重要性
- 十神を推算する基準:日干を基準として、命式内の他の天干地支・蔵干と日干の五行関係を判断し、比肩・劫財・食神・傷官などの十神を導き出します。
- 強弱判断の主体:命式が「身強」か「身弱」かの判断は、すなわち日干(日元)の力の強弱を判断することです。
- 格局分析の中心:用神・喜神・忌神などの選定は、いずれも日干にとって最も有利となるよう考慮されます。
日干の五行と陰陽
十干の五行と陰陽の対応は次のとおりです。
| 天干 | 五行 | 陰陽 |
|---|---|---|
| 甲 | 木 | 陽 |
| 乙 | 木 | 陰 |
| 丙 | 火 | 陽 |
| 丁 | 火 | 陰 |
| 戊 | 土 | 陽 |
| 己 | 土 | 陰 |
| 庚 | 金 | 陽 |
| 辛 | 金 | 陰 |
| 壬 | 水 | 陽 |
| 癸 | 水 | 陰 |
日干の強弱
日干の強弱は三つの観点から決まります。
- 得令:月令(月支)において同類の五行の旺気に支えられているかどうか
- 得地:年・月・日・時の地支に同類の五行が通根しているかどうか
- 得勢:命式において比劫・印綬など日干を助ける力が優っているかどうか
日干が強旺なのを「身強」、虚弱なのを「身弱」と呼び、これが用神を選ぶうえで重要な前提となります。