天干相衝

甲庚・乙辛・丙壬・丁癸の四組の天干が相衝するもので、衝すれば力は激しく揺さぶられ、多く変動を主ります。

天干相衝とは?

天干相衝とは、十干のうち、位が六つ離れた同類五行(ただし陰陽が同じ)の天干の間に生じる対衝の関係です。天干相衝は二つの力の直接の衝突を表し、激変・対立・衝突を主ります。

天干四衝

相衝の組合せ五行属性衝の性質
甲 衝 庚木衝金金剋木(庚が甲を剋す)
乙 衝 辛木衝金金剋木(辛が乙を剋す)
丙 衝 壬火衝水水剋火(壬が丙を剋す)
丁 衝 癸火衝水水剋火(癸が丁を剋す)

注:戊己の土には相衝がありません(土は中央に居て、対衝する相手がないため)。そのため天干には四衝しかなく、地支には六衝があります。

天干相衝の影響

  1. 力の激動:二つの天干が相衝すると、互いに発奮させ合い、また互いに剋し合うため、双方の力はある程度損耗しますが、動のエネルギーを呼び起こすこともあります。
  2. 衝剋の関係:上の表のとおり、天干相衝は実は「剋」の一種です。剋す側が強ければ剋される側が損傷し、力が均衡すれば双方とも傷つきます。
  3. 忌神の剋制:忌神の天干が用神の天干に相衝・剋制されれば命式に有利に働き、逆に用神が衝されれば不利です。

地支六衝との違い

天干は「顕」を主り、地支は「蔵」を主ります。天干相衝の影響は比較的直接で外に現れやすく、仕事や人間関係の衝突といった表面の層に現れることが多いのに対し、地支六衝は内なる土台の動揺にかかわり、影響はより深く長く続きます。

注意点

命理において相衝は絶対的な凶象ではありません。衝は膠着した局面を打ち破って変動を呼び起こし、時に現状を変えるきっかけにもなります。喜忌と合わせて総合的に判断する必要があります。

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