午火

午火は陽火で、五行は火に属し、夏季に火気が最も盛んです。情熱のほとばしり、光明で率直、桃花の活力の象を司ります。

午火の基本的な性質

午は十二支の第七で、五行は火に属し、陰陽では陽に当たる、火気の帝旺の地(火が極めて盛ん)です。午月(芒種~小暑)は一年で最も暑い時期に当たります。蔵干は丁火(本気)、己土(中気)です。

字源のイメージ

『説文解字』は午を釈して「牾(ご)なり。五月に陰気が午(あ)う陽に逆らい、地を冒して出づ」と言い、『漢書・律暦志』は「午に咢布す」と述べます。午は十二支の最も微妙な転換点——陽気が頂点に達したまさにその瞬間に、一陰がひそかに芽生えます。「午」はすなわち「牾(さから)う」ことであり、陰陽はここで交錯し、逆らいます。真昼の太陽が最も明るいことは、黄昏の始まりを意味するのと同じです。夏至の昼が最も長く、そのあとは一日ごとに短くなっていきます。

午火の極盛の中には、退場の伏線がひそんでいます。それゆえ午火の人は往々にして光芒を放ち、情熱がほとばしる一方で、骨の髄に落ち着かない敏感さを抱えています。最も輝く瞬間のあとは、下り坂だと薄々知っているのです。

自然の象

真上に懸かる烈日、夏の午後の暑さ、炎、熱源、輝かしい光。

生肖の象

馬——情熱がほとばしり、行動力に富み、自由で闊達、楽観的で前向きです。ただし、時に衝動的で不安定、忍耐に欠けることもあります。

人物の象

  • 情熱的で外向的、活力に満ちた人
  • 公人の顔を持つ人物、演説家
  • 爽やかで率直、小事にこだわらない人

職業の類象

芸能、スポーツ、エネルギー、政界、飲食(直火)、消防、光・電気関連産業。

身体の象

心臓、血管(火が旺んならば血液循環も旺盛)、目、舌。午火が過ぎて旺んになると、心血管と血圧の問題に注意します。

命理における午火

  • 子午相衝:水と火の正面からの対衝で、十二支の中でも力の最も強い衝の一つであり、大きな変動を司ります。
  • 午未合:午火と未土の六合は土に化し、火性が土へと転化して、成熟と安定の象を示します。
  • 寅午戌火局:午は火の三合局の帝旺であり、火局のエネルギーの核心です。
  • 巳午未火方:南方火の三会で、午がその中心に座し、火力は極めて盛んです。
  • 桃花星:午は寅午戌の火局の桃花(四正桃花)であり、熱く奔放な感情の魅力を表します。

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