通根

天干が地支の蔵干の中に同気を見出すのが通根であり、通根は天干の力をより安定したものにします。

通根とは?

通根とは、天干が地支の蔵干の中に、自らと五行が同じか陰陽が同じである干を見出すことを指し、その天干が「ある支に通根する」といいます。通根は天干の力の強弱を測る重要な指標の一つです。根があれば安定し、根がなければ浮きます。

たとえば命式に甲木の天干があり、地支に寅(甲木を蔵す)や亥(甲木を蔵す)が含まれていれば、甲木は通根し、力の拠り所を得ます。

通根のタイプ

蔵干上の地位による分類

  • 本気通根:天干と地支の本気が同じである、最も強い通根です。たとえば甲木が寅に通根する場合(寅に蔵される甲が本気)。
  • 中気通根:天干と地支の中気が同じ場合で、力はこれに次ぎます。
  • 余気通根:天干と地支の余気が同じ場合で、力は最も弱く、通根とは数えられるものの影響は限定的です。

陰陽による分類

  • 同陰陽通根:甲木が寅に通根する場合(甲は陽木、寅に蔵される甲も陽木)で、力は最も強い。
  • 異陰陽通根:たとえば乙木が寅に通根する場合(寅に蔵されるのは甲であって乙ではない)。流派によってはなお通根と認めるものの、力はやや弱いとします。

通根の意味

  1. 日干の強弱の判断:日干が通根しているかどうかは、身強・身弱を判断する基礎条件の一つです。日干が通根すれば、得地の力を得ます。
  2. 各柱の天干の力の判断:年干・月干・時干も同様に通根の有無を判断する必要があり、通根していればその柱の天干は大きな働きを発揮できます。
  3. 透干との対応:地支の蔵干が天干に透出するのが「透干」であり、天干が下へ地支に根拠を見出すのが「通根」で、両者は表裏の関係にあります。

根のない天干の特徴

天干に根がないものは「浮干」と呼ばれ、力は軽薄で不安定であり、合化されたり衝散されたりしやすいものです。喜用神の分析では、浮干の用神は持続的に働きにくく、歳運の分析では、浮干は流年の衝や合によって変えられやすくなります。

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