月令とは?
月令とは月柱の地支のこと、すなわち八字の四柱のうち月柱の地支の部分を指します。月令は出生の時節を表し、天地の気がまさにその令にあるため、八字の中で最も力が強く、「五行の力の指揮官」と呼ばれます。
月令はその月にどの五行の気が当旺するかを決め、ひいては命式にあるすべての干支の強弱の対比に影響します。日干の強弱を判断する第一歩は、日干が月令を得ているかどうかを見ることです。
月令と節気の関係
八字は節気(旧暦の月ではなく)を月の境界とし、「節」によって月に入ります。
| 月令の地支 | 節気の範囲(約) | 当旺の五行 |
|---|---|---|
| 寅月 | 立春~啓蟄 | 木旺 |
| 卯月 | 啓蟄~清明 | 木旺 |
| 辰月 | 清明~立夏 | 土旺/木衰 |
| 巳月 | 立夏~芒種 | 火旺 |
| 午月 | 芒種~小暑 | 火旺 |
| 未月 | 小暑~立秋 | 土旺/火衰 |
| 申月 | 立秋~白露 | 金旺 |
| 酉月 | 白露~寒露 | 金旺 |
| 戌月 | 寒露~立冬 | 土旺/金衰 |
| 亥月 | 立冬~大雪 | 水旺 |
| 子月 | 大雪~小寒 | 水旺 |
| 丑月 | 小寒~立春 | 土旺/水衰 |
命理における月令の核心的地位
- 得令:日干の五行が月令の当旺の五行と同じ、または月令が日干を生じ助ける場合を「得令」といい、日干は月令の助力を得て身強となります。
- 取格:正格の取用は月令の蔵干を基礎とし、月令の蔵干が天干に透出すれば格局を取ることができます。
- 五行旺衰の参照系:月令は命式のすべての五行の強弱を判断する基準線であり、他の地支・天干はすべて月令を参照とします。
月令の蔵干と司令
月令の地支にも複数の天干が蔵されています(蔵干)。一か月の中の時間帯ごとに、異なる蔵干が「司令」します。すなわち当番として権を掌り、力が最も旺になるのです。この体系は「人元司令」と呼ばれ、より精細な五行旺衰の判断手法となります。