四隅

寅申巳亥の四隅位は蔵干が最も多く各三気を含み、地支の中でエネルギーの転換が最も複雑な要所です。

四隅とは?

四隅とは、地支の寅・申・巳・亥の四支を指し、それぞれ北東・南西・南東・北西の四つの偏った方位に対応します。「四隅位」あるいは「四維」とも呼ばれます。

蔵干の面で見ると、四隅の最も顕著な特徴は各支とも三つの天干を蔵すること(本気 + 中気 + 余気)で、十二支の中で蔵干が最も豊かな四支です。

地支方位本気中気余気
寅北東甲木丙火戊土
申南西庚金壬水戊土
巳南東丙火庚金戊土
亥北西壬水甲木—

なぜ四隅は蔵干が最も雑多なのか

四隅は二つの季節の間の転換地帯に位置し、五行の気が受け渡される要所です。

  • 寅:冬春の変わり目 → 甲木(春の木)+ 丙火(まもなく旺くなる火)+ 戊土(過渡期の余気)を蔵す
  • 申:夏秋の変わり目 → 庚金(秋の金)+ 壬水(まもなく旺くなる水)+ 戊土を蔵す
  • 巳:春夏の変わり目 → 丙火(夏の火)+ 庚金(まもなく旺くなる金)+ 戊土を蔵す
  • 亥:秋冬の変わり目 → 壬水(冬の水)+ 甲木(まもなく旺くなる木)を蔵す

まさに四隅が季節の交替という「動乱」の節目にあるからです。前の季節の余気が消えず、当季の本気が当令し、次の季節の中気がすでに生じており、三気が一つの支の中に併存するため、蔵干はおのずと最も複雑になります。

季節の交替とエネルギーの流転

四隅は「生気」の所在です。寅は火の長生、申は水の長生、巳は金の長生、亥は木の長生にあたります。長生の地として、四隅は新たに生まれる力を内包すると同時に前の季節の残留を帯びており、エネルギーが古いものから新しいものへと転化する重要な通路となっています。

四隅と命式

  • 日支が四隅にある人は、性格が多面的で適応力が強い一方、内面はやや複雑なことがあります
  • 四隅が多い人は蔵干が豊かで天地の気が通じ合う機会が多く、命式の層に弾力性があります
  • 四隅が衝に逢うと(寅申衝、巳亥衝)、蔵干が複雑なため、衝の中にも合や化が伴うことが多く、四正の衝よりも微妙です

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