地支相刑

地支の間の特定の刑の関係で、三刑(寅巳申・丑戌未)、自刑(辰午酉亥)などのタイプがあります。

地支相刑とは?

地支相刑は略して「刑」と呼ばれ、地支どうしの特殊な刑剋の関係です。衝とは異なり、刑は単純な対衝ではなく、地支の特定の方位エネルギーに基づく相互の摩擦と損傷であり、多くもめごと・訴訟・紛争・内耗などを主ります。

地支相刑のタイプ

三刑

恃勢之刑(寅・巳・申の三刑)

寅は巳を刑し、巳は申を刑し、申は寅を刑するという、三支が循環して相刑します。権勢を笠に着て人を欺くことを象徴し、権力争いを引き起こし、多く訴訟や紛争を主ります。

無恩之刑(丑・戌・未の三刑)

丑は戌を刑し、戌は未を刑し、未は丑を刑するという、三支が循環して相刑します。恩を忘れて義に背くことを象徴し、思いがけない災いを引き起こし、多くもめごとや陰からの害を主ります。

自刑

辰刑辰・午刑午・酉刑酉・亥刑亥――同じ支同士が出会うことで自己矛盾と内耗を生じ、内傷・自損を主ります。

相刑(二支刑)

子は卯を刑し、卯は子を刑す――無礼之刑であり、道徳や礼儀に関するもめごとを主ります。

命理における刑の意味

刑のタイプ主な象徴
寅巳申三刑権力争い、権勢による災い
丑戌未三刑もめごと・口論、忘恩の害
子卯相刑礼儀に関する紛争、名誉の損傷
自刑内傷と自損、心理的内耗

刑の実践的な意味

刑は命式の中では衝よりも隠微です。衝が正面からの衝突であるのに対し、刑は側面からの損傷であり、知らないうちに起こることが少なくありません。命式に刑があると、関連する十神(官殺・財星など)が表す人事に、内部摩擦・もめごと・法的な問題が生じやすくなります。大運や流年が刑を引動するとき、多くは訴訟・紛争・手術などの出来事のサインです。

関連用語